そう? 「あ、2人ともおはようございます」 「ちゃんおっはよー」 「…、どうした?」 「え?」 「元気ないだろ。変な夢でも見たのか?」 「……よく分かったね。夢じゃないけど…ちょっとね」 「ええ?!ちゃん大丈夫?!おっさんの胸空いてるよ、おいで!」 「朝から殴られてたいのかおっさん」 「あ、あの。大した事じゃないので大丈夫です。買えば済む話だし」 「? どういうことだ」 「笑わないでね?その……いつも使ってたマグカップ、うっかり割っちゃって」 「……あの気に入ってたヤツか」 「うん……」 「…ああー……。うん、おっさんも分かるよその気持ち……」 「まあ……落ち込むよな、そりゃ」 「割れちゃったものは仕方ないし…。新しいもの買い直すよ」 「にしても、青年よくちゃんのこと気づいたわね」 「ん?見たら分かるだろ?」 「そ、そう?」 「そうなの?」 「そういうもんだろ?」 「……青年が言うと説得力あるけど、普通は分かんないわよ………」 |